この体験談でわかること
近年フリーランス・個人事業主がSNSを用いて一攫千金する事例は多く見受けられてきました。事業が当たったときのアップサイドは非常に大きいことから多くの方が本業・副業問わず参入しています。そんな群雄活況な事業領域は成長市場として税務署が目を光らせています。
そんなSNSマーケターの税務調査に関して徹底解説をしています。
今回の体験者はウィリアムさんです。若くしてSNSやアフィリエイトで一攫千金した矢先、突然税務調査が来たのでした。
体験者様の詳細
体験者様ニックネーム:ウィリアムさん
調査時の業務形態:個人事業主でTikTokなどのSNSマーケター、アフィリエイト事業を運営
確定申告の状況:ご自身で確定申告を行なっていた。無申告の年度はなし
突然の税務調査通知、その時の心境とは?
税務調査依頼の通知とその時の心境
ウィリアムさん、税務調査お疲れ様でした。税務調査依頼が来た際のシチュエーションとその時の心境はどんなものでしたか?
ある日、私が家で掃除をしているときに、見たことのない番号からの電話が突然きて、電話に出てみたら、税務署からの電話でした。
「税務調査を行いたい」というものでした。その瞬間、心臓がドキッとしました。
自分は陰気なので、そのままいうことを聞くことしかできませんでした。
税務調査の通知が来た時の不安と恐怖
依頼直後の恐怖と不安
依頼が来た直後、何か懸念点があったり、不安な点はありましたか?
私は、マネーロンダリングや犯罪なことをした覚えがなく、まったくわかりませんでした。
普通にすべて申告していましたし、特に脱税をしていなかったはずなので、まったくわからなかったです。
あるとしたら、今年の税金はどのぐらいになりそうなどぐらいです。
調査対象の年度
ご自身として何か突っ込まれる要素はなかったっていうことですね。調査対象の年度は何年分だったんでしょうか?
電話の内容を整理すると、2年前の申告に不備がありそうなことはわかりました。3年分を遡って調査するということでした。
具体的には、広告収入やアフィリエイト報酬の一部が申告漏れになっていると指摘されました。
自分ではそれを忘れていて、そういえば、という感じでした。
当時は、まだ自分は若く、確定申告など税金に関する知識があまりなく、きっちり税金を払ったつもりでした。
税務調査の奮闘記
自分で調査対応することを決意
調査依頼後、具体的にどのような対応をしたのか教えてください。
過去の税務申告書、収入証明、支出や経費に関する書類、銀行取引履歴、資産の評価額などの書類をすべて準備して、すべて自分でやることに決め、実際やりました。
なかなか大変でしたけど、それなりに自分でやりました。その時は全部自分でできるだろうと思っていましたが思っている以上に大変でした。
時系列での対応
その後ウィリアムさんがどのように対応していったのか時系列で教えてください。
下記のような感じです。自分でやったので非常に大変でした。
調査依頼日から2〜4日目:、実際に調査官との面談
調査依頼日から6〜7日目:資料提出・追加資料提出
出調査依頼日から10日目:修正申告
調査準備中の心境
対応している際は、どのような心境だったのでしょうか?
税務署からの通知を受け取り、税務調査の日程が決まり、調査当日、緊張しながら自宅で待っていると、調査官が到着しました。
調査官は礼儀正しい態度でしたが、その厳格な表情と、少し強面でしたので、陰気な自分からしたら、とても怖かったです。