【副業勢にも恐怖の税務調査が!】副業のITコンサルでがっつり稼いだ落とし穴。なかなか経費を認めない税務調査が怖すぎる

この体験談でわかること
税務調査は大企業や、多額の脱税疑惑のみに入るものではありません。近年副業がスタンダードになりましたが、そんな副業勢にも税務調査の魔の手が忍び寄っています。
そんなlemonyさんも副業のITコンサルタントとしてバリバリビジネスを伸ばしていたところに、税務調査がやってきました。副業をされる方にとっての大きな関心ごとは「いかに・いくら稼ぐか?」ですが、同時に「稼いだお金をいかに税金から守るか?」も大事なことがわかります。そんな税務調査体験談をご覧ください。

体験者様の詳細
体験者様ニックネーム:lemonyさん

調査時の業務形態:副業でITコンサルティング(個人事業主)

売上と経費の構造:クライアントから毎月固定のコンサルティング料金を受け取っています。プロジェクトベースでの一時的な収入もあるが、全体の70%は定期的な収入。経費は外注費や接待交際費、またオフィスとして使っている自宅の一部(約30%)を経費として按分。

確定申告の状況:毎年顧問税理士により確定申告を実施

目次

突然の税務調査通知、その時の心境とは?

税務調査依頼の通知とその時の心境

管理人

lemonyさん、体験談をお寄せいただき有難うございます。税務調査お疲れ様でした。改めて当時を振り返り、税務調査依頼が来た際のシチュエーションとその時の心境はどんなものでしたか?

lemonyさん

通知を受け取った瞬間、正直なところ驚きと不安が一気に押し寄せました。

事業自体は順調に進んでいましたが、税務関連の手続きには常に慎重に取り組んでいたため、何が問題になったのか見当がつかず、内心で混乱していました
税務調査の日程が確定すると、心配はさらに増しました。調査官が何をどのようにチェックするのか、細かいミスが見つかるのではないかと心配で仕方ありませんでした。
書類や経費の計上方法を改めて見直し、整備し直す作業に追われました。

調査依頼直後の不安や懸念点

依頼直後の恐怖と不安

管理人

調査依頼が来た直後、何か懸念点があったり、不安な点はありましたか?

lemonyさん

最も大きな懸念は経費の按分方法が適切であったかどうかでした。

特に自宅の一部をオフィスとして使用し、その分を経費として計上していたため、この按分が税務署の基準に沿っているか心配でした。
また、一部の接待交際費が適切に経費として認められるかどうかについても不安がありました。
さらに、過去に外注費として計上した一部の支払いについて、証拠書類の保存が十分でなかったことがあり、それが指摘されるのではないかという懸念も持っていました。

調査対象の年度

管理人

経費の範囲って明確化されていなくて、社会通念上妥当か、という謎の判断基準ですもんね。当初言い渡された調査対象の年度は何年分だったんでしょうか?

lemonyさん

当初の税務調査の通知では、過去3年間の決算が調査対象となっていました。

3年間分の決算書類を再度精査し、書類の不備や不明点を確認し、必要な説明を準備しました。
調査の過程で、調査官がいくつかの取引について詳細な説明を求め、追加の資料提出を依頼されました。

そのため、特定の年度に関してはさらに詳細な調査が行われましたが、最終的には当初の3年間の決算が調査対象として維持されました。調査対象年度が増えることはありませんでしたが、特定の取引や経費については特に詳しく調べられることとなり、その対応に多くの時間を費やしました。

税務調査の奮闘記

まず顧問税理士に連絡、すぐ対策を講じることに

管理人

税務署員からの連絡以降、具体的にどのような対応をしたのか教えてください。

lemonyさん

税務調査の依頼が来た直後、まずは顧問税理士に連絡しました。

顧問税理士は、過去の決算書類や経費の按分方法について熟知しており、税務調査の対応経験も豊富だったため、迅速にサポートを依頼しました。
税理士と詳細な打ち合わせを行い、調査対象となる年度の書類や証拠書類を整理し始めました。

また、特定の取引や経費についての説明資料も準備するため、関連資料の収集と整理を進めました。さらに、過去に遡って取引の妥当性を確認し、不備がないように万全の準備を整えるよう努めました。

時系列での対応

管理人

その後lemonyさんがどのように対応していったのか時系列で教えてください。

lemonyさん

まずは書類の整理と確認ですね。

書類の整理と確認→顧問税理士との打ち合わせ→対策資料の準備→事前シミュレーションで当日を迎えるような形でした。

特に、対策資料の準備では、税理士の指導のもと、調査官に提出する資料を整理しました。
特定の経費や取引については、詳細な説明書を作成し、必要な証拠書類を添付しました税理士がいなかったらもっと時間がかかってたと思いますし、そこは非常に助かりました

調査準備中の心境

管理人

対応している際は、どのような心境だったのでしょうか?

lemonyさん

緊張と不安がすごかったです。過去の決算書類や取引記録が正確かつ整然と整理されているか確認する際、ミスや見落としがないか心配でした。

特に、経費按分の根拠や外注費の支払いが適切に記録されているかが気になりました
しかし、書類を確認していくうちに、税理士の助言に従って正確に処理されていることが確認でき、少し安心しました
税理士と打ち合わせをする際は、専門家のサポートがあることに心強さを感じました。

税務調査に対する具体的な対策を練ることで、少しずつ自信を取り戻していきました。
特に、税理士が過去の調査経験を基に、予想される質問や対策を細かく説明してくれたことで、準備に対する不安が和らぎました。

税務調査の詳細とその結果は!?

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