【副業の税務調査恐怖体験談!】副業でも税務調査が来る!?税務署は淡々とそのタイミング狙っているかも?副業勢こそ気をつけたい税務調査のこと

この体験談でわかること
近年副業が解禁される会社も増え、スタンダードな働き方として認知されるようになりました。そこに待ったをかけるかのように税務署は目を光らせています。稼ぐのと同時に、稼いだ収益をどう守るか?も重要です。税務調査体験談を元に解説していきます。

体験者のcamicamiさんはもある日突然に税務調査依頼が来た経験をお持ちです。様々な副業をされていたcamicamiさんの実体験は、今後副業フリーランスでいかに税金と付き合っていくか?の参考になることでしょう。

体験者様の詳細
体験者様ニックネーム:camicamiさん
調査時の業務形態:本業は会社員で、副業で様々な事業を展開。YouTube運営、Amazonでの商品販売、ブログアフィリエイト
売上と経費の構造:主な収入として、YouTubeからの広告収入やAmazonでの転売収入、ブログからのアフィリエイト。主な経費としては、転売用商品の仕入れ費用(仕入れ原価)、YouTube用の撮影カメラや編集ソフトの費用、ブログ運営にかかるサーバー代など
確定申告の状況:ご自身で確定申告を行なっていた。一部無申告あり

目次

突然の税務調査通知、その時の心境とは?

税務調査依頼の通知とその時の心境

管理人

camicamiさん、体験談をお寄せいただき有難うございます。改めて振り返り、税務調査依頼が来た際のシチュエーションとその時の心境はどんなものでしたか?

camicamiさん

まさに青天の霹靂という言葉がぴったりですね。自分の働いている本業の会社は一部の平日が休みで、その平日休みの日に固定電話に電話がかかってきました。

番号を見ると見慣れない番号で少し不安になりながらも電話を取りました。
相手は税務署の職員で、丁寧な口調で「税務調査を行いたいので、今度訪問します」と告げられました。

その瞬間、頭の中は真っ白になり、「どうしよう、ついにバレたか…」という絶望感がありました。 食欲もなくなり翌日の仕事にも集中できずただただ不安な気持ちでいっぱいでした。

調査依頼直後の不安や懸念点

管理人

食欲、なくなりますよねー、、依頼が来た直後、何か懸念点があったり、不安な点はありましたか?

camicamiさん

なくなりました、本当に。まず不安になったのは、申告していなかった副業の収入の無申告で逮捕されること、追徴金を取られることでした

特に、2015年から始めたYouTubeやAmazon転売、ブログの収入が全く申告していなかったため、それがどのように指摘され、どれだけの追徴課税が発生するのか見当もつきませんでした

副業が会社にバレてしまうのではないかという心配も強くありました。 会社に副業が知られたら最悪の場合、クビになる可能性もあると思いました。

過去の収入をどのように説明するか、経費をどこまで正当化できるかなど不安と心配ばかりしていました。

調査対象の年度

管理人

副業であれ、独立であれ初年度だと申告忘れって意外とありますよね、、当初言い渡された調査対象の年度は何年分だったんでしょうか?

camicamiさん

初めは税務調査の対象となったのは過去3年間の決算でした。

しかし、最終的にはさらにその前の2年間分の決算も対象となりました。
つまり、合計で5年間分の決算が調査の対象となりました。

これは、税務署側が過去の申告内容に不備があると判断したためであり、その結果、私の副業収入全体が詳細に調査されることとなりました
特に、初期の頃の申告漏れや不適切な経費計上があり調査の範囲が広がっていきました。 そのため過去のすべての収入と経費について再度見直す必要が出てきました。

税務調査依頼後の奮闘記

インターネットでの検索と税理士への相談開始

管理人

なるほど、結果的に、最初は3年分の遡りで、調査の過程で5年に遡られてしまったわけですね。調査依頼が税務署から来た後は、具体的にどのような対応をしたのか教えてください。

camicamiさん

すぐにインターネットで調査経験の豊富な税理士を探し、口コミや評判を参考にして、数件の税理士法人に問い合わせました。

その中で、最も信頼できそうな税理士法人を選び、面談の約束を取り付けました。
初回の面談では、私の副業の状況や過去の申告内容について詳しく説明し、今後の対応方針を相談しました。

税理士のアドバイスに従い、必要な書類を揃え、過去の決算資料を整理し始めました。また、税務調査に備えて、詳細な収入と経費の記録を準備し、可能な限りの証拠を揃えるよう努めました。

時系列での対応

管理人

体験談のリアル感にぞっとします。その後camicamiさんがどのように対応していったのか時系列で教えてください。

camicamiさん

税理士さんが決まって以降はとにかく周辺状況の整理ですよね。

調査依頼日から2日目:過去の決算資料を集め始める。
調査依頼日から5日目:税理士法人との初回打ち合わせ。
調査依頼日から7日目:税理士とともに資料を整理し不備がないかチェック。
調査依頼日から10日目:税務調査官との初回面談を設定。
調査依頼日から15日目:過去の取引明細や領収書を詳細に見直し再整理。
調査依頼日から20日目:税理士と再度打ち合わせを行い調査に向けた最終準備。
調査依頼日から30日目:税務調査官が訪問し実地調査が開始される。

3日間くらいで、自分の周辺状況と決算資料をかき集めて、初回打ち合わせに臨みました。

調査準備対応中の心境

管理人

3日間で周辺データの整理は早いですね!!そのときどのような心境だったのでしょうか?

camicamiさん

取引明細や領収書の再整理のとき、結局いい加減な管理をすると最終的にはこういうことになるんだと思いました。よくないことは起こってしまうんだなと思って。

過去の決算資料を集め始めた時、全く整理しなかったため自分でも覚えていないものがかなりありました。
資料整理の時は、自分がどれだけいい加減な管理をしていたかに気づきました。

税務調査官との初回面談ではかなり緊張し恐怖感もありましたが、税理士の助言でなんとか乗り切ろうと気を張りましたね

税務調査の詳細とその結果は!?

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