【個人事業主の税務調査恐怖体験談!】順風満帆なフリーWebライターへの突然の税務調査宣告

この体験談でわかること
近年フリーランス・個人事業主としてのWebライター職は市民権を得て、自由に働きながら稼ぐ方が増えています。
そんなWebライターにも税務調査が入る事例も少なくありません。Webライターの税務調査に関して徹底解説をしています。

体験者のなつきさんもある日突然に税務調査依頼が来た経験をお持ちです。当初は不安で不安で仕方なかったようですが、持ち前の行動力で不安を力に変えていかれました。フリーランスで活躍されている方にとっては必見の内容です。

体験者様の詳細
体験者様ニックネーム:なつきさん
調査時の業務形態:個人事業主でフリーライター
売上と経費の構造:売上はクラウドソーシングサービスから案件を受注。経費はクラウドソーシングなどの振り込みの際の支払い、インターネット代金などの通信費、また自宅で仕事をしていたため、家賃の30%を家事按分として経費計上
確定申告の状況:ご自身で確定申告を行なっていた。無申告の年度はなし

目次

突然の税務調査通知、その時の心境とは?

税務調査依頼の通知とその時の心境

管理人

なつきさん、税務調査お疲れ様でした。税務調査依頼が来た際のシチュエーションとその時の心境はどんなものでしたか?

なつきさん

自宅で普段通り仕事をしていた平日の昼間に税務署の方から連絡がありました。電話での連絡で、知らない番号から来たことでかなり不安を覚えた記憶があります。

知らない番号なので、そのままにしていたら、どうやら留守番電話が来たようで住んでいる地域を管轄している税務署の担当者ということが分かりました。

内容は「(住んでいる地域)の税務署の◯◯と申します。」とだけ伝えられ、また連絡しますとのことでした。

特に思い当たることはほとんどありませんでしたが、税務署から突然連絡が来たのは良い気はしませんでした。もしかしたら税金などで払い忘れがあったのかと思ったのでしたが、納付書などを確認しても問題はありません。

嫌な予感はしていましたが、そのままにしていました。そして数日後にもう一度連絡があり、「税務調査をしていのですが」と言われて驚きました

税務調査の通知が来た時の不安と恐怖

依頼直後の恐怖と不安

管理人

数日後に連絡が来ることがより恐怖感を煽りますね、、依頼が来た直後、何か懸念点があったり、不安な点はありましたか?

なつきさん

そうなんです、、数日間は恐怖心が大きく、生活どころではなかったですね。毎年確定申告はきちんと行っていましたが、約4年前くらいの売り上げで申告漏れしているものがあるかもと懸念がありました。

当時はまだフリーランスとして本格的に仕事を始めたばかりで、確定申告のやり方や売り上げの計上が上手く出来ていなかったかもしれない時期です。もちろん100%完璧に確定申告が出来る人はごく僅かだと思うので、まさか自分が対象になっているとは夢にも思いませんでした。売り上げ額が前年よりも明らかに少なく、次の年はかなり増えていたと思うのでそれに目をつけられているのではないかと不安でした。

調査対象の年度

管理人

かなり綿密に確定申告をされていながらも、不安はあったのですね。調査対象の年度は何年分だったんでしょうか?

なつきさん

税務調査依頼時に通告された通り、1年分が対象となりました 。

調査をし続ける中でほかは特に問題がなかったため、調査年度が増えることはなく、調査開始から終わりまで約1年分が調査の対象となることになりました。

売り上げ高がやけに低いとは思っていたので、その年が対象になるのはある意味納得していた感じです。自分でも疑問に思っていましたが、そのままにしていたのが悪かったと今でも反省しています

税務調査依頼後のドタバタ対応記録

インターネットでの検索と税理士への相談

管理人

業務が忙しいと、小さな違和感にもどうしても気づかなったりそのままにしちゃったりしますよね、、調査依頼後、具体的にどのような対応をしたのか教えてください。

なつきさん

とにかく自分の身に何が起きているのか把握するために、急いでインターネットで検索をしました。

検索をした結果、個人事業主に税務調査が入るのはかなり珍しいことで、数%以下の確率ということも知りました。あまりに低い確率でしたが、それだけ自分がずさんな売り上げ計上をしていたのかと思い知らされました。インターネットで検索したところすぐに税理士などの専門家に相談したほうが良いと書かれていたので、知り合いの税理士に助けを求めました。親戚に税理士と知り合いの人が居たので、紹介という形をお願いしました。

時系列での対応

管理人

確率が低いからといって、税務調査はないわけではないですし、油断はできないですよね。その後なつきさんがどのように対応していったのか時系列で教えてください。

なつきさん

まずは親戚の知り合いの税理士を紹介してもらうことからスタートしました。紹介をもらった後はスピーディーに対応していった記憶があります

調査依頼から4日目:親戚に税理士の先生を紹介してほしいと申し出る
調査依頼から9日目:税理士の先生と初回の打ち合わせ
調査依頼から10日目:売り上げなどが記載されている資料や経費が分かる領収書を探す
調査依頼から12日目:帳簿をチェックし、売り上げ高を1円単位で書き直す
調査依頼から14日目:税理士の先生と2回目の打ち合わせ
調査依頼から15日目:税理士の先生から指摘された帳場や決済書を書き直し
調査依頼から18日目:税務署の調査が自宅に来る

税理士先生との初回打ち合わせを終わった以降、帳簿や資料のかき集めに奔走した形です。

調査対応中の心境は?

調査依頼後の心境

管理人

かなりスピーディーに対応されてますね!そのときどのような心境だったのでしょうか?

なつきさん

まさか自分にこんなことが降りかかるなんて一つも予想していなかったので、このときもまだ調査依頼が来たということに、混乱して頭が真っ白になってました

帳簿や売り上げをすぐにチェックしてれば良いものの、なぜかインターネットで調べ物をすることをやめられませんでした。同じように調査対象になった人は居ないのか、こんなときにはどうしれば良いのかを必死で探していたような気がします。

ほとんど寝られずにインターネット情報を集めていましたが、やっぱり専門家に依頼すれば大丈夫だと自分に言い聞かせました。

まずは税理士なんて知り合いに一人も居なかったので、先に述べた通り、親戚に恥をしのんで紹介してほしいと言いました。何か事件でも起こしたのかと怪訝な顔をされましたが、事情を説明したら快く紹介してくれました。

親戚は元々会社経営をしていて、税理士にも知り合いが居たので助かりました。 税理士の先生に相談したときには心の底からホッとしたのを覚えています。

ただ売り上げをきちんと記録していない、帳簿の内容もずさんだと叱られました。とにかく1円単位で正確に、きちんと正しい売り上げを計上しろと言われました。ただ税理士との打ち合わせが本格化してからは心情としては落ち着いてきたかなと思います。

税務調査の詳細とその結果は!?

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